滋賀県犬上郡で、あなたにふさわしい家づくりを、数十年後に住宅ローンで苦しまない資金計画から導き出す地域密着の建築屋 増田勝巳です。
今朝の朝日新聞を見ていて…熊本の地震で、14日に起きた最大震度7の地震でどの程度ダメージを受けていたのか
わかりませんが、倒壊はしていなかった自宅に戻り就寝していた若い女性が、
16日未明の激しい地震(これが本震だったと後に定義された地震)で倒壊した
家の下敷きになり死亡したという記事がありました。
多分、一度目の地震には何とか耐えたものの、実はそれなりのダメージがあって
二度目の揺れに耐えきれなかったのだと思います。
本震級の揺れが二度続いたのも悪かったのでしょうが…
いくらか壁が壊れている所もあるが、家はちゃんと建っている…
普通なら大丈夫と思って入っちゃう気持ちはわからないでもありません。
早く片付けて元の生活ができるようにしたいと思うでしょうが…
建ってはいても構造部に大きなダメージを受けたままでは、
2度3度の地震に耐えるのは無理です。
出来れば家の中には入らないでほしい。ましてや就寝は必ず避けて!
余震で倒壊する可能性は絶対ゼロではないんです。
テレビでもちらっと名称が出ていましたが”応急危険度判定士”ってご存知ですか?
こういう事態が起きたとき、建物がどの程度ダメージを受けていて、入っても大丈夫かどうか?
を判定する者として、民間の建築士などが指定の講習を受けて認定された人です。
この判定士が震災直後に建物を見て回って、危険度を判定し近寄らないように注意喚起
することで二次災害を防ごうという制度があります。
この判定で”危険”と判定された場合は立ち入らない。
”要注意”と判定された場合でも、余震によっては倒壊する可能性もあるのでできるだけ短時間
にとどめてほしい
”調査済み”であれば一応使用することは可能だということになります。
熊本では、もうこの調査が行われているのかどうか分かりませんが、こういう制度があること自体
ほとんど認知されていないんじゃないかと思います。
せめて、このブログを読んでいただける方にだけでも”こんな制度がある”
ということを知っておいてください。
(補足)
17日から判定が始まった模様です。1週間ほどかかる予定らしいですが、
これ以上被害が広がらない事を祈りたいです。
P.S
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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